PIAGGIOミュージアムにて

Aug 15,2014

こんにちは、バイヤーの岡林です。

「泣き面に蜂」ということわざがありますが、とかく我々日本人には蜂で連想するイメージにマイナスのものがあるものです。しかし、この“蜂”という名前の持つイタリアンスクーター“VESPA”は長年人々に楽しみを与えてきました。

そんなベスパの歴史を訪ねるべくイタリア・ピサの近くにある「PIAGGIO MUSEUM/ピアジオミュージアム」を訪問しました。

このミュージアムの場所へは、滞在先のFirenzeからクルマでピサ方面に小一時間走らせたところにあります。ピサはみなさんもご存じの「ピサの斜塔」で有名な世界遺産です。この辺りは地下に海水が多く含まれることで地盤が弱いことから、塔が少しずつ傾いて“斜塔”になったといわれています。

地図

せっかくなので少し寄り道して、写真撮りました。いくばくかのお金を支払えば階段を登って上がることができますが、かなり混んでました。ピサの方には申し訳ありませんが、ここは斜塔を見る以外に魅力的な観光地はありません。古くからここピサと近くのフィレンツェは対立しており、中世からの因縁の歴史やそれぞれの文化の違いに興味があれば、少し長めの滞在をおススメします。

ピサの斜塔

さて、本題の博物館に行きましょう!

ピサからさらにクルマで20分くらいで到着したのがピアッジオミュージアムです。ここはPIAGGIOグループの本拠地でもあります。以前私もVESPAやGILERAを所有したことがありましたので、その総本山に降り立ちしばし感慨にふけったのであります。

ピアッジオミュージアム

週末にも関わらず、入場料はタダでした。だからでしょうか、派手な看板や案内表示もなく、ひっそりとしたゲート通ってエントランスに向かいました。

ピアッジオミュージアム

PIAGGIOが製作した電車

見てください、この迫力。PIAGGIOが製作した電車が鎮座しております。その表情は鎧を身にまとった中世の騎士のようでした。PIAGGIOは電車の他にも飛行機も作っていたんです。

そして館内に入ると眩しいばかりの名車が私を迎えてくれたのであります。

ピアジオミュージアム館内

ピアジオミュージアム館内

ピアジオミュージアム館内

いくつか面白い車両が展示してありました。

ヘリコプターVESPA

変わり種VESPAとしてはこのようなヘリコプターVESPA。ルパン三世のアニメに出てきそうですが、頭上をプロペラが回転しているなんて怖いですね。これ本当にホバリングできるんでしょうかね?

巨大なVESPA

見ての通り巨大なVESPAです。右にあるVESPAが通常サイズでしかも奥に置いてあります。遠近法を無視するくらいのでかさ。「大は小を兼ねる」…ということにはならなさそうです。

アペ(ピアジオ社の三輪自動車)

これは日本でもたまに見かけることができますし、販売もしております。「APE/アペ」というピアジオ社の三輪自動車です。50ccのVESPAエンジンを使用して、イタリアでは主に業務用の運搬車としてまだ現役で活躍しています。最新アペについての情報はコチラ

PIAGGIOと言えば、VESPAのみならずGILERAもそのグループでして、ジレラ車両も多数展示されています。以前私はジレラのサトルノ500TT2 IOM(アイルオブマン)というバイクに乗っていましたので、元ジレラオーナーです。

GILERA

GILERA

GILERA

ちなみに、私が乗っていたサトルノはこんなバイクです。懐かしいですね。

私が乗っていたサトルノ

そして最後に博物館出口にあるサインブックにサインとステッカーを貼って見学終了です。

博物館出口にあるサインブック

ベスパと一部ジレラが大好きであればぜひ一度は行かれたほうがいいですね。でも、電車移動であればアクセスが大変ですし、周囲にはレストランすら探すのが困難ですので、それ相応の覚悟を。あと同じグループであるMOTO GUZZIの車両展示はありません。レンタカーでイタリアを周遊して、フィレンツェやピサ方面のコースをいくついでならいいかもしれません。

今回一緒に同行し、案内してくれた友人のニバさんです。昔の同僚でフィレンツェ在住のカメルーン人。10数年ぶりの再会で、懐かしい話に盛り上がりました。

友人のニバさん

VESPAの由来はその車両のエンドテールが蜂のおしりに似ていることから命名されたそうです。今回イタリアを代表する世界的バイクメーカーPIAGGIO社が歩んだ歴史をしっかりと見学することができました。特にVESPAはイタリアらしさが色濃く反映されている車両です。

イタリアの街角ではよくVESPAが停まっているのを見かけます。私はその光景を眺めると、そこにあるイタリア人の生活や人間模様が折に触れ伝わってくるような気がします。

おしまい。

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