日本自動車博物館に初見参

Sep 29,2015

こんにちは、漂泊のバイヤー岡林です。

特別急行「サンダーバード」

今回は石川県小松市にある「日本自動車博物館」を訪れました。大阪駅から午前8時10分発の特別急行「サンダーバード」で揺れることおよそ2時間30分。目的地の小松駅で下車。そこからクルマで約10分で国内最大と言われる自動車ミュージアムに到着したのであります。

日本自動車博物館

日本自動車博物館

まるで中世の洋館を思わせるたたずまい。美しい受付のお嬢様に入場料1,000円の支払いを済ませると、その余韻もそこそこに展示場に足を踏み入れました。

ロールス・ロイス

シルバーレース(1948年式)

まず最初に遭遇したのがこのロールス・ロイス。シルバーレース(1948年式)というモデルです。昔も今も、最高級サルーンとしての地位が揺らぐことはありません。このフロントマスク、圧巻の一言です。

ランチア「ラムダ」1930年式(昭和5年)

そしてそのお隣にあるのが、ランチア「ラムダ」。1930年式(昭和5年)のモデルで、戦前東京の三井家によって輸入された由緒正しい貴重な車両です。

車両案内にはランチアではなく“ランチァ”と表記され、恐らく当時の車検証をもとに記載をしているのではと推測します。以前私が乗っていたモトグッツィですが、車検証には「モトグツチ」と記載があり、さらに古いモデルになると「モトグツテイ」とカタカナ表記されていますので、しまいには何の車両だか分からなくなってしまいます。

モーガン・エアロ・スリー・ホイラー(1930年式)

モーガン・エアロ・スリー・ホイラー(1930年式)。社名の通り、前輪2輪で後輪が1輪の車両。フロントには1096ccのVツインエンジンを搭載。

当時イギリスでは3輪車は税金面で優遇されていたことが、誕生の背景にあるようです。今でも、生産しているモデルですね。

ロコモービル 1901年(明治34年)

「日本人が購入して初めて乗り回した車」だそうです(笑)。ロコモービルというアメリカのメーカー。年式は1901年(明治34年)。ちなみにこれはモービルという名前が付いていますが、蒸気自動車。

メルセデス・ベンツ 300SL

私からすればこれぞクルマの王様。メルセデス・ベンツ 300SL。俳優の夏木陽介さん所有の車両です。当時日本では、力道山や石原裕次郎などごく限られた人がオーナーとなりました。夏木陽介さんは無類のクルマ好きでも有名なお方です。

BMW501(1953年式)

BMW501(1953年式)。日本と同様敗戦からわずか8年で、西ドイツのBMWはこのような美しい車両を量産するまでになりました。フロントフェイスはイギリスの影響がでていますね。観音開き4ドアセダン。

ボルボ1800ES(1973年式)

これはかっこいい!と思いました。ボルボ1800ES(1973年式)この形状でワゴンなんですよ。カクカクしたイメージが強いのがボルボなんですがね。このフロントグリルのアイアンマークが現在のボルボロゴの原型になっています。今や常識になっている3点式シートベルトはボルボが最初に発明したものです。

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アメ車もありましたよ。マーキュリー・クーガー・RX-7(1967年式)。ヘッドライトが収納式になっています。

シトロエン Hトラック(1976年式)

出ました、ダースベイダー(笑)。シトロエン Hトラック(1976年式)個性あふれる表情していますね。商用車も展示されています。

トヨタ2000GT

トヨタ・スポーツ800(通称:ヨタハチ)

トヨタ2000GTとヨタハチ。発売当時から高価でしたが、今買うといくらになるんでしょうね。内装も素晴らしかったです。トヨタにおけるスポーツカー黎明期を象徴する2台です。

三菱ギャランGTO(1971年式)

三菱ギャランGTO(1971年式)。あまたの展示車の中からこのセレクトは我ながらシブいと感心します(笑)。いい意味で泥臭さがカッコよく、男らしさを感じる名車と言えましょう。

デ・トマソのロンシャン(1977年式)

これは珍しいですね。デ・トマソのロンシャン(1977年式)というモデル。フロントフェンダーのデ・トマソエンブレムがかっこいい。このカラーリングも70年代のスーパーカー全盛期を彷彿させます。

日産(シャシ)・オーテック(パワートレイン&チューニング)・ザガート(エクステリア&インテリア)の3社のコラボレーション車

この車両はマニアック。日産(シャシ)・オーテック(パワートレイン&チューニング)・ザガート(エクステリア&インテリア)の3社のコラボレーションによる作品です。ベース車両は日産レパード。1989年の東京モーターショーで発表された同車両価格は同時で1,870万円と破格。

いすゞ ピアッツァ 

いすずの代表作品と言えるでしょう。イタリア語で「広場」を意味するピアッツァは、ジウジアーロによるデザイン。写真では分かりませんが、運転席は超未来的なデザインでたまりません。ハンドリング・バイ・ロータスという限定モデルも発売されました。

この博物館にはまだまだ見どころがたくさんあります。3階建ての建物には多数の名車をお目にかかることができます。しっかり見ていくと半日では時間が足りません。

ミニカーやバイクの展示

世界のミニチュアカー

ミニカーやバイクの展示もあり、シーズンによっては特別展示イベントも開催しております。私が行ったときは日産スカイラインとトヨタクラウンの車両が多数展示されていました。あと、世界のトイレが館内にコレクションされており、実際使用できます(笑)

世界を駆け抜けたSKYLINEたち

いかがでしたでしょうか?都心からは少し遠いですが、それでもわざわざ訪問する価値はあります。どちらかと言うと、スポーツカーよりも国内外の大衆車の展示が目立ちます。

あえて難を言うならば、展示車両について表記されている情報がやや乏しい点と展示場所によって照明が暗くて見えづらい点でしょうか。しかし、このボリュームで1,000円はとても安いです。博物館を訪問した際は合わせてMotorimoda姉妹店のボレロ金沢に立ち寄ることもお忘れなく!

日本自動車博物館

〒923-0345
石川県小松市二ツ梨町一貫山40

北陸新幹線

無論、帰京は開通したばかりの北陸新幹線で。車両も新しくて快適そのものでした。石川県、とりわけ能登半島はツーリングやドライブにはもってこいの場所だそうです。

この博物館はもちろんのこと、周辺では魚、地酒、温泉も楽しむことができます。車窓からはもみじ色に染まる前の小さい秋を見つけました。

おしまい。

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