スクランブラーは試乗の機会がございませんでしたが、エントリーモデルのイレブンハーフは見かけによらずじゃじゃ馬的性格で乗りやすさより乗り味に 重点をおいたようなバイクだと思います。デュアルパーパスモデルのグランパッソは大柄のわりに乗ってしまえば結構軽快で、乗り味もマイルドな傾向にあるの でどこまでも疲れ知らずでライディングを楽しむことができます。それでいて118psとパワーもありますのでフロントスクリーンのおかげもあって高速走行 は快適です。

そして現在展示・試乗可能なコルサーロは、取り扱い車種の中で最もパワフル（140ps）でスポーティなモデルです。ポジションはアップのバーハン ドル仕様とニーグリップのしやすいくびれのあるグラマラスなタンク形状のおかげで、ポジションは非常に楽チンです。シートも堅からず柔らかすぎずでお尻と 腰にも優しいです。
スタイルはイタリアンネイキッドスポーツモデルらしく、丸目二眼とダブルのアップマフラーが特長的です。

エンジン特性は4モデル中最もパワフルでありながら、最も扱いやすい印象があります。常用域の4,000回転ぐらいまでなら振動や排気音、エンジン 音も抑えられていてどの変速域でもストレスなく走らせることができます。ちょっとアグレッシブに！と5,000回転を超えてからは一気に「俺を熱くさせ ろ！」的なやる気スイッチがスパッーンと入ります。

日帰り400km近い高速走行を含む試乗の機会をいただきましたが、クラッチも軽く振動も少なめでしたので疲れもありませんでした。

ヘタレライダーな私めはガバッとアクセルを開ける勇気もなく、アクセルワークはミリ単位（苦笑）。それでも十分に速くトルクフルで扱いやすいので、 1200cc・140psというマシンを楽しむことができました。街乗りでも十分に体感できますので、ぜひお気軽にご試乗ください。