ミハエル・シューマッハ（フェラーリ）がシーズン中盤で、3年連続（自身5度目）となるタイトルを早々に決めてしまい、世界中のF1ファンが呆気に取られるほど、フェラーリが強すぎたシーズンでした。その強すぎるがゆえ、レースでも度重なる問題が勃発。第6戦オーストリアGPでは当時禁止とされていた"チームオーダー"が発令されたり、アメリカGPでは意図的に順位を譲ったようなことをありあした。

「チームオーダーを発令しなくても、いずれチャンピオンは獲れたでしょ？」と思うのですが、当時のフェラーリにはミハエルに連覇を取らせるんだという至上命令がチーム内に芽生えていたことも事実で、それと同時にレースへ勝つことの難しさを知っているからこそ、勝利に対して非常に貪欲なチームづくりがなされていたように思えます。強すぎるフェラーリへ対するF1への批判も少なからずありましたが、96年からフェラーリに加入したミハエルが、少しずつチーム改革を進めてきた努力が大きく芽生えてしまった結果ともいえるでしょう。

今回ポスター化されたのは、ミハエルが5度目のチャンピオンを決めた「フランスGP」、チャンピオンを決め母国凱旋レースとなった「ドイツGP」、チームタイトルを決めた「ハンガリーGP」、そして完璧なレースで締めくくった「最終戦日本GP」の4モデル。そのうち、フランスGPのポスターは、エンボス加工が施された世界限定500枚のコレクターズエディション、その他の3モデルはリミテッドエディションとして、世界限定各1000枚ずつの販売となっております。